人権への取り組み

ベストロジ三重は、1986年(昭和61年)株式会社勢鹿として創業以来、物流オペレーションを支える企業として、お客さまに喜ばれ、社会から存在を期待される企業をめざし、さまざまな価値の提供に取り組み続けてきました。その取り組みの根底にあるのは、 Hondaグループの基本理念である「人間尊重」の考えです。

ベストロジ三重は、「人間は本来、夢や希望を抱いてその実現のために思考し、創造する自由で個性的な存在である」と考えています。こうした人間が集い、自立した個性を尊重し合い、平等な関係に立ち、信頼し、持てる力を尽くすことで、ともに喜びを分かち合える企業でありたい、それが ベストロジ三重の願いです。このような視点から、ベストロジ三重は、「自立」「平等」「信頼」の3つの要素からなる「人間尊重」を基本理念とし、ベストロジ三重に関わる全ての人々との関係において適用されるべき精神と位置付けています。

このような想いから、ベストロジ三重は、企業理念に掲げる「人間尊重」の基本理念のもと、事業活動において影響を受けるステークホルダーの人権を尊重する責任を果たすために、ベストロジ三重人権方針(以下、本方針)を定めます。本方針の実践を通じて、ステークホルダーの皆様と協働して、社会から存在を期待される企業であり続けるため、持続可能な事業活動に取り組んでいきます。

(1)人権の尊重に対するコミットメント

ベストロジ三重は、事業活動を通じて、社内外のさまざまなステークホルダーの人権に影響を与える可能性があることを認識しています。ベストロジ三重は、「国際人権章典」および「労働における基本的原則及び権利に関する宣言に挙げられたILO中核的労働基準」に表明されている人権を尊重します。また、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」を支持し、事業活動においてその実践に向けて取り組みます。なお、ベストロジ三重は、事業活動を行う各国・地域の法令を遵守します。当該国・地域の法令が国際的に認められた人権と矛盾がある場合は、可能な限り、国際的に認められる人権を尊重する方法を追求します。

(2)適用範囲

本方針は、ベストロジ三重のすべての役員および従業員に適用されます。また、全てのビジネスパートナーにおかれましても、本方針をご理解いただくことを期待します。

(3)ガバナンス

ベストロジ三重は、人権尊重を経営の重要課題の一つとして定め、本方針の策定および実行について、責任を持つ役員を明確にしながら、適正な社内体制を整備し、必要な事業方針および手続きに反映します。

(4)人権デュー・ディリジェンスの実施

ベストロジ三重は、人権に対する負の影響を特定し、その防止または軽減する人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築し、継続的に実施します。

(5)救済と是正

ベストロジ三重は、人権に対する負の影響を引き起こした、または助長したことが明らかになった場合、その是正に取り組むとともに、適切な救済を可能とするよう実効的な苦情処理メカニズムを確立します。

(6)ステークホルダーとの対話や協議

ベストロジ三重は、人権尊重の取り組みの向上と改善に向けて、外部の専門知識を活用するとともに、関連するステークホルダーとの対話や協議を行います。

(7)教育

ベストロジ三重は、本方針の理解促進および実践に向けて、適切な教育・啓発活動を行っていきます。

(8)情報開示

ベストロジ三重は、人権尊重の取り組みについて、ホームページ等を通じて定期的に情報開示します。

ベストロジ三重が取り組む人権課題

ベストロジ三重は、事業活動において関わるすべての人々の人権を尊重するため、以下の項目をはじめとする人権課題に積極的に取り組んでいきます。
また、この付属書に示された人権課題は、法令等を含む社会の要請、ベストロジ三重の事業内容等の変化に基づき、定期的な見直しを実施します。

(1)強制労働・児童労働の禁止

個々が有する基本的な人権を尊重し、人身売買を含めたあらゆる形態の強制労働や児童労働は認めません。

(2)差別・ハラスメントの撤廃、多様性の尊重・受容

全ての人が平等であるという原則に基づき、ダイバーシティ&インクルージョンを尊重し、人種、民族、出身地、国籍、宗教、性別、性自認および性的指向、年齢、障がいの有無などを理由としたあらゆる差別を禁止します。また、あらゆる形態のハラスメントは容認しません。

(3)自由闊達な対話環境の創出

  • 従業員と会社はお互いの立場を尊重し、相互理解を深め、信頼関係を持ち、何事においても誠実に話し合う努力をします。
  • 従業員が結社をする自由、またはしない自由および団体交渉の自由を尊重し、法令、慣行や各国・地域の慣習に従い、課題の解決を図ります。

(4)安心して働ける労働環境の維持

仕事に安心して専念できるよう、安全で衛生的な労働環境を提供します。

CG(コーポレートガバナンス)への取り組み

コーポレートガバナンス

ベストロジ三重は、お客様や社会の発展とともにあることを自覚し「存在を期待される企業」となるために、経営の最重要課題の一つとして、コーポレートガバナンスの充実に取り組んでいます。

わたしたちの行動規範

お客様や社会からの信頼を得て持続的に成長していくためには、法令を遵守することはもちろん、従業員一人ひとりが誠実で倫理的な行動を実践していく必要があります。こうした認識のもと、「わたしたちの行動規範」を策定し、ベストロジ三重で働く人たちがこの内容を十分に理解し、これに従った誠実で倫理的な行動を実践しています。

安全衛生

当社の事業場で働く一人ひとりが「健康で安全に働ける職場環境」の向上を積極的に推進し、労働災害ゼロの職場を目指します。

行動指針

  1. (OSHMS)労働安全衛生マネジメントシステムを実践し、職場に潜む潜在的な危険の低減及び職場環境改善に努めます。
  2. 職場に潜む危険源・有害性の特定の為、リスクアセスメントを実施し、リスク低減を図ります。
  3. 労働安全衛生に関する法規制及び社内規則を遵守します。
  4. 当社従業員と利害関係者に対し安全衛生の確保に必要な教育を実施し、安全知識・安全意識の向上を図ります。
  5. 当社従業員と協力会社とのコミュニケーションを図り、全員参加の安全衛生活動を実践します。

品質方針

わたしたちは、物流専門企業としてお客様の期待に応え、信頼されるサービス(高品質)を実現します。

行動指針

  1. (QMS)品質マネジメントシステムを実践し、常にPDCAを回して業務改善に努めます。
  2. 品質不具合を発生させない為に、常に予防活動を徹底し、工程品質の安定化を図ります。
  3. お客様のニーズを的確に把握し、お客様の期待に応え信頼されるサービスを提供致します。
  4. 従業員への教育や社内監査を通じて、品質目標達成を確実にします。
  5. コンプライアンス(法規制・社内規則・社会規範)を遵守し、社会的責任を果たします。